ビタミンB2

2018.06.29

豚の肝臓等に多く含まれている、エネルギー代謝に関わるビタミン。

乳製品等に多く含まれおり、炭水化物、タンパク質、脂肪からエネルギーを作る手助けをします。

また脂肪の中でも過酸化脂質と呼ばれる動脈硬化の原因である脂肪の分解にも役立ちます。この過酸化脂質は活性酸素の仲間です。

つまり活性酸素を防ぐ抗酸化ビタミンでもあります。不足しがちになると肌荒れ、口周りや舌の炎症、吹き出物ができます。大量摂取しても必要以上のビタミンB2は体外に排出されます。

 

 

【小話】
ビタミンは小説舞姫などで有名な文豪の森鴎外とも大きく関係します。森鴎外は軍医としても非常に高い地位に居ましたが、日露戦争の際、日本陸軍で流行した脚気に対しての大失策があります。
当時、脚気はビタミンB1の欠乏症であることは知られてなかったのですが、ビタミンB1を含んでいる麦飯を食べることで改善・予防が出来ることは江戸時代から経験的に知られていました。
しかし森鴎外は麦飯は関係ないと表明しており日露戦争では配給の反対派でした。森鴎外一人の責任ではないのですが、結果として日露戦争では戦死者の半数以上が脚気で病死しました。ビタミンが日々の健康に対していかに重要か分かりますね。