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岐阜大学 ライフサイエンスリサーチセンター
抗酸化研究部門

岐阜大学 ライフサイエンスリサーチセンター 抗酸化研究部門

アセトアルデヒドと酸化ストレスの関係

2018.05.25

 

 

別の記事で、”アセトアルデヒド”の説明は何度かしていますが、このアセトアルデヒドが身体の酸化ストレスを上げることもわかっています。

 

アルコール分解の過程で身体に有害なアセトアルデヒドが発生し、無害な酢酸になり二酸化炭素と水に変わるという記事内に、この分解は”ミトコンドリア”内で行われ、そのためにはエネルギーとして大量の酸素と糖分が必要になると説明をしました。

 

 

 

過剰にアルコールを摂取した場合、毒性のあるアセトアルデヒドが体内に大量発生します。それを分解するためにミトコンドリアは毒物(アセトアルデヒド)を無害にしようと頑張って働いてくれます。その過程において活性酸素種が大量に発生して体内の酸化ストレスを上げてしまうのです。

 

大量飲酒後に本当に怖いのは、二日酔いよりも酸化ストレス

〜血中アセトアルデヒド濃度と酸化ストレス度の変化〜

 

 

このグラフは2015年10月に開催された「第50回日本アルコール・薬物医学会」で発表した動物実験のデータです。

 

 

 

マウスに大量のアルコールを投与して、二日酔いの原因になる「血中アセトアルデヒド濃度」と身体のサビの元になる「酸化ストレス値」を測定しました。

※酸化ストレスはウィスマー社の酸化ストレス測定機「FREE Carrio Duo(d-ROMsテスト)」で測定しました。

 

左側のグラフで確認すると、大量のアルコールをマウスに与えると2時間後に、血液中

のアセトアルデヒドの濃度は高くなりますが、24時間経過すると血中のアセトアルデヒドは殆ど測定限界以下で消えてしまいます。

 

一方、「SUPALIV(スパリブ)」を投与したマウスは、2時間後の血中アセトアルデヒド濃度の数値はアルコールのみのマウスよりも低い数値です。そして、24時間後は「SUPALIV(スパリブ)」を投与したマウスもアルコールのみのマウスも血中アセトアルデヒド濃度は同じ数値になります。

 

次に、右側のグラフでは、体内で生じる酸化ストレスの数値データです。

酸化ストレスはアルコール投与後、1日(24時間)経っても2日(48時間)経っても、まったく上がりませんでした。そして3日(72時間)経つ頃、急に数値が跳ね上がりました。

 

正常な状態のマウスの酸化ストレス値は大体110程ですが、このデータだと157です。

157という数値は、致死量の放射線を当てた時よりも酸化ストレス値があがっています。つまり、大量のアルコールを飲むと、酸化ストレスによって身体がサビてしまうのです。

 

更に、5日目をみてみると、まだ高い数値のままです。7日目でもまだ高い状態が続きます。これはアルコールを1日で大量に飲んだ場合、アルコールは代謝されても、身体がサビた状態が1週間後程度続くということです。

 

楽しくなってつい飲みすぎてしまって、3〜4日後に風邪で寝込んでしまったといったことを体験された方もいるかともいます。これは、飲んだ時は問題なくても、3〜4日後に身体の中の酸化ストレス値が上がって免疫状態が悪くなった結果といえます。

 

また、抗酸化研究部門で研究しているアミノ酸・ビタミン類を配合した配合物「SUPALIV(スパリブ)」は、血液中のアルコールとアセトアルデヒドの代謝を促進することが明らかになっています。SUPALIV(スパリブ)を与えておくとマウスの血中アセトアルデヒドの数値と酸化ストレスを低下出来ることが示されました。

 

酸化ストレスは、身体に様々な悪影響を及ぼします。免疫を低下させたり、老化を早めたり、様座な病気の因子を増やしたりするのです。酸化ストレスを上げるのを防ぐには、お酒を飲む際には、SUPALIV(スパリブ)をうまく活用していただければと思っています。SUPALIV(スパリブ)の効果は、アセトアルデヒドの代謝だけではなく、酸化ストレスも一定に抑えることができるというデータがでています。