喫煙と酸化ストレスについて

2018.07.02

 

今回は喫煙と酸化ストレスについてのお話です。

 

たばこといわれる物のほとんどは「紙巻たばこ」(以下、「たばこ」と言う)のことを指しています。このたばこの有害成分で知られているものがニコチンとタールの2つだと思います。

しかし実際はそれだけではなく、たばこの煙の中にも有害物質が含まれています。その種類は50種以上になります。ニコチンもタールもその中の1種類でしかないのです。

 

厚生労働省がたばこの煙の成分分析結果を掲載しています。

 

平成11-12年度たばこ煙の成分分析について(概要)

https://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/houkoku/seibun.html

 

 

このたばこの煙の成分の中には、よくアルコール関連の記事で紹介している成分が含まれています。

 

タバコは百害あって一利なし

 

それは「アセトアルデヒド」、アルコールが代謝されて出てくる毒物です。

頭痛や二日酔いの原因になったり、体内の酸化ストレスを上げてしまう原因になるのですが、このアセトアルデヒドの問題は、発がん性があることです。

こちらは、有害物質アセトアルデヒドとはの記事でも紹介しています。

 

このアセトアルデヒドはたばこを吸うとその煙だけではなく、唾液の中に出てくるのです。

そして、その唾を飲み込むと、要は、発がん性物質をゴクゴクと飲んでいるようなものなのですね。

想像すると恐ろしいですね。

だから、たばこを吸う=身体をサビさせる発がん性物質を、飲み込んでいるのと同じという風に考えてください。

 

たばこはアルコールと異なり、百害あって一利なしとも言われています。たばこは依存性もありますし、日常的に喫煙の習慣が身についてしまうと、止めるのに一苦労します。健康のことを考えると、喫煙は身体に良くない習慣だと思ってください。

 

電子たばこについて

 

最近、話題の電子たばこについて、身体に良いという話を耳にしますが、電子タバコの安全性についてはまだ確立されていませんし、本当に身体に害がないかというのは、十分な動物実験もございません。

 

タバコ会社の話を鵜吞みにするのは、やめていただいた方がいいかと思います。

 

 

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