抗酸化研究が進んでいる国はどこか?

2019.12.24

 

 

今回は抗酸化研究についてのお話です。世界的に見ると日本はまだまだ抗酸化研究が進んでいる国とはいえません。

 

 

この抗酸化研究で優れている国について解説していきます。

 

 

抗酸化研究が進んでいる国

 

世界的に見て抗酸化研究が進んでいるのはフランスです。

なぜフランスで抗酸化研究が進んでいるのか、その理由までは分かりませんが、国際酸化ストレス学会は、長年フランスのパリで行われていますし、国家プロジェクトとしても抗酸化研究が行われており、色々な疾患の分野で酸化ストレスとの関わりが研究されています。また、体内の酸化ストレスの数値を測定する機器の発達も明らかにフランスが進んでいます。

 

岐阜大学 共同研究講座 抗酸化研究部門の抗酸化研究の指導をしていただいているフランス学士院のクリスチャン・アマトーレ博士も、も抗酸化研究をされている代表的な研究者であり、たった一つの細胞(シングルセル)から出る酸化ストレスを測定できる機器を開発されています。現在、アマトーレ博士は、パリのパスツール研究所でAIDS(エイズ)ウイルスを発見してノーベル賞を取られたモンタニエ博士と共同研究も行っておられます。

 

 

 

日本の抗酸化研究

 

日本の抗酸化に関する研究は1970年代頃から過酸化脂質の研究から始まり、その後、フリーラジカル反応として更に研究が深まっていきました。日本で最も盛んに酸化ストレス研究をおこなったのは今はご退官されましたが、京都府立医科大学元学長の吉川敏一先生です。酸化ストレスに関する教科書になるような書籍や論文を多数執筆されており、活性酸素やフリーラジカルの研究で世界的に知られています。

 

また、国際フリーラジカル学会の日本支部の立ち上げにも関わっています。現在、国際フリーラジカル学会は日本酸化ストレス学会と名称を変更され、2002年から会長を務め、現在は名誉理事長の職についておられます。

 

 

今後

 

最近は比較的簡単に体内の酸化ストレスの測定が比較的簡単にできるようになってきました。これにより今後、より多くの大学や研究施設で研究が進んでいくことでしょう。酸化ストレス研究は人間の健康長寿に更に貢献する研究分野になると思っています。