2018.05.14
糖尿病ってどうしてなりますか?
血糖値を下げろ!血糖値を下げろ!巷でよく言われる言葉ですね。
人は食事をすると、食事に含まれる糖分が血液に流れます。そうなると当然、血液中の糖分の量が増えますね。これが「血糖」です。血糖の量を数値化した値が血糖値です。そもそも糖尿病とは「血糖値が常に通常より高い状態が続いていること」です。食事をすると血糖値があがりますが、通常は「膵臓」という臓器が作る「インスリン」が血糖値をもとに戻してくれます。
ところが、食べ過ぎなどの悪い生活習慣、遺伝などが原因でインスリンの分泌量が減ることがあります。こうなると上昇した血糖値を下げられません。インスリンが減った状態が長く続けば、そのぶん血糖値が高い状態も続いてしまうのです(=糖尿病)
ではこのインスリンはなぜ減ってしまうのか。それには活性酸素が深くかかわります。体の活性酸素が増えると体中が傷つきますが、膵臓も例外ではありません。膵臓が傷ついて、インスリンがでにくくなると血糖値があがります。さらに悪いことに、血液中の糖分自体も活性酸素を生み出します。膵臓が傷ついてインスリンが出ず、増え続ける血糖がさらに活性酸素を生み出しさらに体を傷つける・・・という悪循環になってしまうのです。