2018.05.24
サプリメントは抗酸化に効果大?
美容と健康に大事なのは、体をサビつかせないこと。
体がサビると老化が早まり、糖尿病などさまざまな生活習慣病に加えて、アルツハイマー病・認知症のリスクも高くなる。ということは、今や多くの人が「そういうものだろうな」ぐらいには認識していらっしゃるでしょう。
だからこそ体をサビつかせない、つまり「抗酸化」をウリにしたサプリメント・健康食品が多くの人に買ってもらおうとしのぎを削っているわけですが、それぞれの商品の効果を説明するデータや成分の真偽となると、一般的な健康知識だけでは判断が難しいと思います。
実は売る側からすると、まさにそこが付け根!
有名なメーカー名や雰囲気的に効きそうな成分名、科学的っぽい信頼できそうな実験データ、それに加えて体験者の体験談の4点セットがあれば、きっと多くの消費者が信じてくれると思っているのですね。
ここで、サプリメントや健康食品に関心のある方に、最低限認識しておいていただきたいことをお伝えします。
それは、ある特定の状態で大変体によいとされている成分でも、違う状態で摂ったり、違うものと組み合わせて摂取すると逆効果になることがあるということです。
食べ物でよく言われる「食べ合わせ」みたいなもの。ですから同じ効用をうたったAのサプリとBのサプリを一緒に飲んだら、効果が倍になると思わないでください。運が悪いと逆効果ということもあるのです。
求める効果を実現するには、成分そのものよりその組み合わせと配合比率こそが大事なのです。
1種類だけですごく効く成分などそうあるものではありませんし、新発見された画期的成分だったりすると、まだ見つかっていない副作用が潜んでいるかもしれません。
サプリメントや健康食品は、他人の体験談や雰囲気的に効きそうといった印象だけで選ぶのではなく、紹介されている実験結果やデータが科学的エビデンス(証拠)にあたるかどうか、ぜひあなた自身でご判断していただきたいと思います。
よくわからないときは、買う前にメーカーに問い合わせて、納得できる説明をしてくれるかどうか確認してみるといいと思います。