2018.06.28
酸化ストレスのバランスが崩れるのは何歳から?
酸化ストレスが、最も低い状態とは生まれた直後です。人間は酸素を消費して活動エネルギーを生み出します。
その過程で体内に活性酸素が生み出され、酸化ストレスにつながります。その他にも紫外線や排気ガスなど体内に活性酸素を生み出す環境は生活をしていく中で多く存在します。
しかし、生命活動をしていく中で、どうしても、酸化ストレスは徐々に上がっていくのです。しかし、人間の体内には、上がった酸化ストレスを下げる仕組みが備わっています。そのため、普通に生活をしている中で急激に酸化ストレスが上がってしまうことはありません。
体内に生じる酸化ストレスが、酸化ストレスを下げる仕組みを上回ってくると、酸化ストレスのバランスが崩れてきてしまいます。
人間が「オギャー」と生まれた時が最も酸化ストレスは低い状態です。そこから徐々に徐々に酸化ストレスは上がってきます。そのバランスが崩れ始めるのは30代です。
20代までは、酸化ストレスは非常に低いレベルです。30歳を超えたあたりから酸化ストレスのレベルがだんだん上がってきます。当然、60代、70代、80代になってくると体内の酸化ストレスのレベルはどんどん上がってきます。
この酸化ストレスが老化に非常に関係してくるため、アンチエイジングという意味で30歳というのは、非常に重要なポイントになります。
酸化ストレスが関係している疾患はたくさんあります。また美容にも酸化ストレスは関連しています。年齢を重ねきて「最近、疲れやすくなったな」「20代の時よりも化粧のりが悪いな」と感じ始めるのが30歳あたりだと思います。
「未病」という言葉をご存知の方も多くいらっしゃるでしょう。未病とはつまり病気になる前の状態です。病気とは言えないけれど「疲れやすくなった」「眠りが浅くなった」「肩こりがひどくなった」などの体調の変化が感じられた状態がまさに未病と言えるでしょう。
予防医学の考え方から、病気になる前の治療、未病の改善をすることが、長生きや健康維持につながると言えます。
酸化ストレスのバランスが崩れ始める30歳を重要なポイントとして、アンチエイジングを考えて酸化ストレスを下げる生活を心掛けていくことをおすすめします。酸化ストレスを下げることは、今後の健康維持や美容にもつながります。