新型コロナウイルス感染者の傾向、感染リスク、予防

2020.04.01

新型コロナウイルス感染者の傾向、感染リスク、予防

 

 

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■新型コロナウイルスに感染しやすい方の特徴

 

今回のコロナウイルスの感染には特徴があります。

それは10歳以下の子供さんはほとんど患者さんがいない。そしてこれは報道されているのですが、10歳の方で家族が感染していてレントゲンを撮ったら肺炎がある。肺炎があるにも関わらず熱も出ないし咳も出ない、ということです。ところが年齢が60歳以上の方は感染者が多い、つまり若い時には酸化ストレス、身体のサビが低くて免疫力が強いので感染しないのではないかと私は考えています。

 

 

■新型コロナウイルス感染で亡くなられた方の傾向

 

亡くなられている方の平均年齢は70歳代の半ば、そして今や75%の死亡者の方は基礎疾患がある方でございます。その基礎疾患は脳梗塞、糖尿病、高血圧、がんというような病気だと報道されています。

 

これらの病気では血液中の酸化ストレスつまり身体のサビ成分がものすごく増えているわけです。ですから感染した人の中でも身体のサビが多い人は死亡しやすいと言えると思います。

 

 

■マスクや手洗いはどの程度有効ですか

 

基本的にマスク、手洗いはやらないよりかはやった方が良い。非常に重要なのはただマスクすればOKとか手洗いすればOKではなくてマスクはちゃんと鼻の横もカバーして鼻と口に入る空気がマスクを通るようにすること、そして手を洗うのも水でちょっちょっと洗うのではなくて薬用石鹼であったりアルコールを使って十分手に付いた可能性のあるウイルスを排除するということが必要です。そういうことを気を付けていれば100%とは申しませんが、感染する確率をかなり下げることができると思います。

 

 

■新型コロナウイルスの空気感染について

 

コロナウイルはいわゆる風邪ウイルスの一つなのです。みなさんが風邪だといわれる症状が出てるうち、コロナウイルスの感染は10~15%あります。では普通の風邪は空気感染しない、そういうことはありませんよね?インフルエンザもそうですが、一番日本で流行る時期というのは1月末の1週間と2月初めの1週間、この2つがピークです。なぜかと言うと空気がまず冷たくって乾燥している。こういう時にはウイルスが風に乗って飛んでいきやすいわけです。ですから空気感染を起こす。私はコロナウイルス全般、この新型も含めて当然空気感染するというのが間違いないだろうと思っています。そうでなければ中国での大きな拡大やクルーズ船の中での感染拡大というのが報道されているのですが、そういうことは起こりにくいのではないかと考えています。

 

 

■新型コロナウイルの潜伏期間について

 

今回のコロナウイルスに関しては0、1日から長い場合14日と言われています。ですから潜伏期間は0、1日から14日と考えてください。

 

 

■妊娠している方の新型コロナウイルス感染リスク

 

妊娠されていると胎盤から大量のホルモンが出て血液中の酸化ストレス物質が跳ね上がっています。そして酸化ストレス物質が高いということは免疫力が落ちるということを意味します。ですから非常に感染しやすいですから普通の人よりも特に注意をして感染源になりそうなところには近づかない、マスクをちゃんとする、手洗いもちゃんとするということを心掛けてください。

 

 

 

※当動画・テキストで公開している内容は、岐阜大学 抗酸化研究部門 特任教授 犬房春彦の個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません