2020.05.17
効果的なサプリメントとそうでないサプリメントの見分け方
今回はサプリメントの見分け方についてお話します。
以前こちらのサイトでも紹介していますが、サプリメント業界はかなりの競争市場である為、たくさんの宣伝広告が出ています。ですので、健康のためにサプリメントを取り入れようとする方にとっては、どんなサプリメントを選べばいいのか、分からなくなってしまいますね。
一般論で言いますと、サプリメント業界の中には本当は効果がないサプリメントでも効果があるように見せて販売する会社が多くあります。
このような会社はビタミンやアミノ酸を適当に入れ、このビタミンやアミノ酸には〇〇効果があると謳った広告で宣伝をしています。販売されているサプリメントを使った医学的なデータを出している商品が非常に少ないのです。
このような会社が出している効果のないサプリメントを選ばないように、サプリメントを選ぶ際に気を付けていただきたいポイントを解説します。
まず確認するべき一つ目のポイントは、実際に販売しているサプリメントと同じものを適切な量を使って医学的なデータを出しているか?どうかです。医学的なデータというのは、医学的根拠もしくは医学的エビデンスなどと言われます。
医学的根拠についての本も多数出版されています。簡単にいうと医学的なデータは、数字としてきちんと表されており、そのメカニズムに納得がいくものです。
例えば「有名人の○○さんも使っています」「芸能人の○○○さんも絶賛!」といった宣伝文句だけを元にサプリメントを選ぶのはおすすめできません。
また「梅干し」が頭痛に効く、酢を飲むと身体が柔らかくなるなどの迷信的なものは、医学的データとは言えません。
次に確認するべき二つ目のポイントは、公表している実験データがどのように取られたものかということです。よく細胞を使った実験や動物実験のデータを出している会社があります。その実験では細胞やネズミには効果があるということはよくわかります。
しかし実際に飲むのは、私達人間ですので、やはり人間で本当に効果があるのか、というデータを出している商品であれば比較的信頼できるのではないかと考えています。
反対に人間で効果のあるデータがないのに「大変効果がありますよ」と広告している会社の商品は、やはり信頼度が低いといえるでしょう。
健康のために飲むサプリメントは広告宣伝や口コミを鵜吞みにして取り入れるのではなく、きちんと自分の目で、どんな会社が出しているのか?どんなデータが出ているのかの確認をして納得のいく説明が得られたものを取り入れることが大切です。
特に現在はインターネットでもたくさんの情報を得ることができますので、きちんと調べてから購入し、宣伝広告だけではなくその会社のサイトを閲覧し、そこできちんとしたデータを公表しているか?を確認するようにしてください。
そのようなデータを公表していない場合は、あまり信頼性が高いとはいえません。不安な場合には、販売している会社に積極的に問い合わせをすることをおすすめします。
参考:サプリメントは抗酸化に効果大?https://antioxidantres.jp/column023/