2020.05.27
新型コロナウイルス-感染力の強さと感染させやすい人(スーパースプレッダー)
アルコールが消毒薬として主に使われているのですが、次亜塩素酸ナトリウムではなくて次亜塩素酸水、今消臭とか滅菌に使われていますがこれは非常に有効だと考えます。ですからアルコールが無くなったら次亜塩素酸水を使うのは非常に有効だと考えています。
感染させにくい人というのは分かりませんが、感染させやすい方というのはいます。例えば10歳くらいの子供さんで全く症状がない、咳も熱もない、ところがCTを撮ってみると肺に間質性肺炎がある。この方はウイルスを物凄くまき散らすのです。
しかもお元気ですのでそこら中飛び跳ねて周りの人に感染させてしまう。これが「スーパースプレッダー」という言われ方をしているのですが、シンガポールで感染したイギリス人がお1人だったのですがイギリスに帰られて20人以上に感染させたという例もありますのでこうゆう方は感染させやすい人というふうに考えていいと思います。
ウイルスによって感染力はそれぞれ違います。同じコロナウイルスの仲間でしたSARSウイルス、MERSウイルスというのがありましたがこの2種類は致死率は非常に高かったのですが感染力は弱かったのです。ですから今は両方ともほとんどなくなってしまったということでCovid-19ウイルスの問題点は異常に感染力が強いという点だと考えます。
インフルエンザウイルスで非常事態宣言が出たことはございません。しかし今回の新型コロナウイルスでは非常事態宣言が出てしまったのです。
その理由の一つが、まず中国で始まって中国政府はその病気があるということを把握していたにも関わらず報道をしませんでした。そして春節の武漢の新年会というんですかね、宴会の食事会で爆発的に増やしてしまった。そして重症患者がたくさん出たことから皆さんに恐怖を与えたのです。だからコロナウイルスにかかると重症化して死ぬんだという擦り込みがされてしまいました。
実際にはこの新型コロナウイルスに感染しても8割の方はいわゆる症状が出ない、そして2割の方は症状が出るのですが、実際に症状が出て亡くなる方というのは1%以下、0.何パーセント以下ということが最近分かってきました。ですから過剰に恐れるのは間違いだと思います。
※当動画・テキストで公開している内容は、岐阜大学 抗酸化研究部門 特任教授 犬房春彦の個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません