2018.05.15
ガンマGTPが高いのですがこれを飲むと下がるのでしょうか?
ガンマGTP(以下:γ-GTP)が高い方は、肝機能障害と診断されます。基本的に肝機能障害のある方はお酒は飲まないようにと医師から指導されます。ですからお酒は飲まないでください。
さて、γ-GTPは肝臓の細胞から胆汁が流れていく道である胆道の上皮細胞(胆管上皮細胞)の炎症から出てきます。肝炎や肝硬変だけで無く、胆管や胆嚢(胆汁を一時的にためておく袋)に石が出来る事がありますが、その場合にも高くなります。
体をサビさせる酸化ストレスが胆管上皮細胞に起こったときにγ-GTPが出てくることが分かっています。ですから酸化ストレスを下げることが出来ればγ-GTPも下げることが出来ます。
スパリブも抗酸化作用がありますが、アルコールの代謝を促進する目的で作られているので体重20kgあたり一粒は酸化ストレスを下げるには多い量となります。酸化ストレスを下げる目的で作られたのがTwendee Xです。
Twendee Xの錠剤はスパリブの約半分のサイズですが、同じく体重20kgあたり1粒で最も高い抗酸化作用が出ることが動物実験で明らかになっています。
肝機能が悪い方に、酸化ストレスを下げる目的で分岐鎖アミノ酸や降圧剤、高脂血症の薬を投与した研究がありますが、いずれも1年間投与しても酸化ストレスは5-10%程度しか下がりません。
Twendee Xはウイスマー株式会社からいただいたデータでは、健常成人の酸化ストレスを2-4週で30%程度下げることが出来たと報告されています。
ですからγ-GTPが高い方には飲酒の中止とTwendee Xの内服をおすすめしています。