2018.05.25
花粉症と抗酸化剤
「花粉症が酸化ストレスに関係する?(https://antioxidantres.jp/column019/)」の記事で酸化ストレスが免疫細胞にダメージを与え、花粉症の原因の一つであることを説明しました。
花粉症と酸化ストレスの関連性について、花粉症の方が酸化ストレスを下げた場合のデータをご紹介します。
まずは、花粉症の症状についてのアンケート結果です。
花粉症になって何年ですか?(単一)
花粉症の症状で、ご自身が当てはまるものを選んで下さい。(複数回答可)
花粉症の対策として、薬局で買ったり医師から処方された薬を使っていますか?
(飲み薬、点眼・点鼻薬など)(単一)
花粉症に対してのアンケートに答えていただいた406名から、102名の方にご協力をいただきました。
属性データは下記になります。
年代
性別
アンケート回答後に、2017年の2月~3月末までの約8週間、開発配合物の「Twendee X(トゥエンディ エックス)」を飲んで花粉症の症状がどうなったか?をアンケートで回答していただきました。
Twendee Xを飲んで花粉症の症状はでましたか?(単一)
症状がほとんど出なかった方が19%
症状が出たが軽かったが44%
花粉症の症状が出たけど例年より軽かったが28%という結果です。
約2ヶ月間Twendee Xを飲んで花粉症の症状は良くなりましたか?(単一)
症状自体が良くなったかのデータで見ると
かなり良くなった51%
少し良くなった35%
あまり変わらないが14%
という結果です。
良くなった症状、または悪くなった症状を書いてください。(複数)
Twendee X以外の飲み薬や点鼻・点眼薬を使っていた方は使用量が変わりましたか?(単一)
他の薬が要らなくなったが19%
薬が減ったが36%
少し減ったが13%
このデータを見ますと7割ぐらいの人が薬が減りました。ということがわかります。
花粉症に酸化ストレスが関わっていることを知っていましたか?(単一)
花粉症が酸化ストレスに関わっていることを2割ぐらいの方が知ってました。
8割の方は全く知らなかったという結果になりました。
これらの結果から、花粉症が酸化ストレスと関連性があることはあまり知られていませんが、酸化ストレスを下げることは花粉症の症状の軽減につながることがわかります。
現在、花粉症治療について様々なガイドラインがでています。
症状のひどい方はできるだけ専門の先生に診てもらって、その個人の症状にあったお薬をもらうことをお勧めします。
また、手術治療・レーザー治療というのは効果が持続しないということを理解して治療されることをお勧めします。今年は入試があるから、その時だけなんとかしたい。そういう場合はいいかもしれません
漢方薬については安易に“長期間”飲まないことをお勧めします。
元々漢方薬というのは調子が悪くなったものを良くするというように“短期間”飲むものです。何かのひとつの種類の漢方薬を半年、1年使用し続けるということはどうしても副作用や依存が出てしまう恐れがあります。
最後に、よく知られている「舌下免疫療法」ですが、口の中が腫れたりするようなアレルギー反応はありますが、注射と違いアナフィラキシーショックで倒れてしまったりするようなショックは「舌下免疫療法」ではほぼありません。ただ3年ほどの長期にわたって治療が必要となり、舌下免疫療法の認定医を持っている先生からしか出せないので、自分に合った先生をみつけて通われることをお勧めします。
あとは、“酸化ストレスを下げること”。これは花粉症対策にもなるということも覚えておいていただければと思います。