2018.09.06
血圧の高い方のお酒の飲み方
血圧が高い方は飲酒制限をお医者さんから勧められている方も多いと思います。
お酒は控えなければならないのに、お酒を飲むのがやめられないという方もいらっしゃるでしょう。血圧と飲酒の関係は大変複雑なものなのです。
血圧が高いという状態は色々なことが想定されますが、今回は一般的なことを申し上げます。血圧が高い方の中でも特に、動脈硬化があって血圧が高いという方がいます。
動脈硬化というのは、動脈にサビたコレステロールがへばりついて血栓を起こすことによって動脈が固くなることです。
コレステロールについては、こちら↓
https://antioxidantres.jp/column045/
で説明しています。
実は、アルコールを少し飲むと、血管が少し緩む、つまり少し血管が拡張するという現象があるのですが、そのために、アルコールを飲んだ直後は血圧が少し下がったりします。
しかし、アルコールを飲みすぎてしまうと、アセトアルデヒドの身体を錆させる効果の方が上がってしまうのです。
高血圧の方は一般的な量であればともかく、大量のアルコールはダメです。大量のアルコール摂取は、反対に血圧が上がる可能性があるのです。
そのため、アルコールの代謝能力が普通の方でも、せいぜいワイン1・2杯、日本酒だったら1合、ビールなら1本程度が安全な領域ではないかと考えます。そして、決して深酒をしないでください。