耳鼻咽喉科おとふけクリニック【北海道音更町】の事例:抗酸化サプリメントとEATの実例

耳鼻咽喉科おとふけクリニック 院長
中川雅文 先生

中川雅文 先生

北海道の十勝エリアにある「耳鼻咽喉科おとふけクリニック」は、地域に根ざした医療を提供するクリニックとして、多くの患者さんに信頼されています。院長の中川先生は、長年の耳鼻咽喉科医としての経験を活かし、アレルギー性鼻炎や花粉症、コロナ後遺症など幅広い症状に対応しています。

近年では、抗酸化サプリメントとEAT(※)を組み合わせた治療法を積極的に取り入れています。このアプローチにより、症状が大きく改善した事例も多く報告されており、患者さんやそのご家族から感謝の声が寄せられています。今回は、クリニックの概要や抗酸化を取り入れた治療の背景、さらに効果を実感した患者さんのエピソードを、院長の中川雅文先生にお伺いしました。

(※)EAT(Epipharyngeal Abrasive Therapy:上咽頭擦過療法)は、鼻の奥から喉の入口にあたる上咽頭を、薬剤を浸した綿棒などで擦ることで炎症を和らげ、症状を改善する治療法。慢性鼻炎や副鼻腔炎、喉の違和感、耳鳴り、自律神経失調症などの改善を目的とします。特に原因不明の「心身の」不調があり、「上咽頭に炎症所見がある場合に」効果が期待される場合があります。炎症が強い箇所では痛みを感じることが特徴です。従って、痛みがある方に効果が期待できる傾向があります。

 

耳鼻咽喉科おとふけクリニックの地域に寄り添う医療とは

―クリニックについて教えて下さい。
 
中川先生:当クリニックは、北海道の十勝エリア、音更町にあります。もともと札幌医科大学などで耳鼻咽喉科医として働いていましたが、1998年に「耳鼻咽喉科おとふけクリニック」を開院しました。ここ音更の皆さんのお役に立ちたいと思ったのが、開院の理由です。

私たちのクリニックには、アレルギー性鼻炎や花粉症、難聴、中耳炎、扁桃炎、声枯れなど通常の耳鼻科の患者さんが多く来院されます。4年前のコロナ禍以後、特に目立つのは、ワクチン後遺症やコロナ後遺症に悩む方の診察も増えました。主な病態は、顔面神経麻痺、難聴、めまい、全身倦怠感、慢性疲労症候群、味覚障害、嗅覚障害、じんましんなどの体調不良で訪れる方が多いです。また、アレルギー性鼻炎の薬をもらう「ついで」に、コロナ関連後遺症の症状の相談をする常連の患者さんも少なくありません。

こういった地域だからこそ、患者さん一人ひとりの症例について深く理解できる環境が整っています。「この方はこういう体質で、こういった経緯がある」という背景をしっかり把握できるのが、この地区で診療を行う大きなメリットです。患者さんの家族構成や生活環境もある程度わかるので、必要があればこちらから電話をして診察に来てもらうこともあります。それができる信頼関係が築けているのは、地方ならではの良さですね。患者さんとの距離がとても近いと感じています。
 

抗酸化を活用した新たな治療アプローチ

―治療に抗酸化を取り入れていらっしゃるとのことですが、経緯を教えて下さい。
 
中川先生:新型コロナウィルス感染症が流行し、新型のワクチンが登場した頃、私はYouTubeで医師によるいくつかの動画を見ていました。その中で特に信頼できると感じたのが、犬房先生の「抗酸化チャンネル」でした。実は、私の同期の医師たちや北海道の何人かの先生方も、犬房先生の情報はしっかりしていると高く評価していました。また、仲間の医師の中に抗酸化に詳しい者がいたこともあり、治療に抗酸化療法を取り入れてみたいと思うようになったのです。
 
――Twendee Xを知ったきっかけと導入の経緯を教えて下さい。
 
中川先生:抗酸化チャンネルのYouTubeを見ている中で、医療関係者向けにTwendee Xを無償提供しているという情報を知り、申し込みました。サプリメントが届いた後は、調剤の薬剤師と相談しながら、安全性についてしっかりと確認しました。さらに、自分たちでも成分や配合などについてよく調べ、現場でも検証した結果、「これは間違いなく安全だ」と確信しました。患者さんに提供するものですから、変な成分が入っているものや安全性に疑問のあるものは使えません。その点、このサプリメントは患者さんに内服してもらっても、問題となる副作用が極めて生じにくい点が大きなポイントでした。それで、この抗酸化サプリメントを治療の「ファーストチョイス」として活用することに決めました。
 
―Twendee Xをどのように活用されていらっしゃるのでしょうか。
 
中川先生:例えば上咽頭の炎症がひどい患者さんには、EATと抗酸化サプリメントを組み合わせた治療を行っています。EATとは、のどの奥にある「上咽頭」が炎症を起こしている場合に、塩化亜鉛という薬品を使ってその部分をこすり、血や膿を出すことで炎症をしずめ、上咽頭を正常な状態に戻す治療法です。EATには、塩化亜鉛による炎症の鎮静化や免疫の改善効果があります。さらに、瀉血作用により、脳や体の老廃物の排出を助け、血流や循環機能の改善に寄与すると考えられます。また、上咽頭への刺激が神経を活性化し、さまざまな症状の改善につながる可能性があります。

ただし、EATは効果がある患者さんほど痛みを伴うことがあります。そのため、EATによる治療を避けたいという方が一定数いらっしゃいます。そうした場合には、抗酸化サプリメントを飲んでもらうことで対応しています。もちろん、両方を試していただくのが一番よいと考えています。
 
―実際に抗酸化サプリメントを飲んで効果が出た事例はありますか。
 
中川先生:印象的なケースとして、受験生の患者さんがいました。ワクチン接種後に体調が悪化し、サッカー部の活動もできず、受験勉強にも手がつかなくなってしまいました。ご家族が藁をもすがる思いで治療にいらっしゃり、クリニックでのEATの治療とTwendee Xのサプリメントを併用した結果、症状が改善しました。この患者さんは無事に中学に復学し、受験にも合格しました。ご家族から感謝の言葉をいただき、私自身も本当に嬉しく思っています。

またその他にも明らかに改善された患者さんに44歳の女性がいらっしゃいました。新型コロナワクチン3回目の接種後、まぶた周囲にじんましんが出現し、マスクが外せないような状況でした。この方にEATとTwendee Xによる治療を行ったことで大きく症状が改善しました。素顔で外出できるようになったと、たいへん感謝されたのも喜ばしい臨床経験になりました。

とはいえこうして改善されるケースがすべてではなく、治療に苦慮される患者さんも当然いらっしゃいます。コロナ関連後遺症の治療は決して甘いものではないと、私を含め一緒に取り組んでいる医師の実感です。
 

おわりに

Twendee Xにより多大な治療効果を実感しているという中川先生。信頼できる情報をもとに治療を進めるために、「抗酸化チャンネル」の動画もよくご覧いただいているそうです。信頼を重視した診療と確かな治療効果が、多くの患者さんの症状改善に寄与しています。

耳鼻咽喉科おとふけクリニック

耳鼻咽喉科おとふけクリニック
〒080-0302 北海道河東郡音更町木野西通16丁目1-28
http://www.ent-otofuke.com/index.html