きたにし耳鼻咽喉科 院長
北西 剛 先生
「薬では治らない不調に、他の選択肢があったら・・・」そんなふうに思ったことはありませんか?
大阪府にあるきたにし耳鼻咽喉科では、耳鳴りやめまいといった治療が難しい症状に対し、西洋医学だけでなく、アーユルヴェーダなどの自然療法も取り入れた統合的なアプローチを行っています。地域に根ざしながらも、全国各地から患者さんが訪れるこのクリニック。
今回は、院長の北西先生に、開業の背景や独自の治療方針について詳しくお話を伺いました。
―開業の背景とクリニックの特徴を教えてください。
北西先生:クリニックを開業して、今年でちょうど20年になります。耳鼻咽喉科は、検査では異常がなく、画一的な治療もしくは治療法がない疾患が多い診療科です。例えばめまい、難聴、耳鳴りなど、対処法があまりなかったり、どこの耳鼻科に行っても同じ治療ばかりというケースを多く経験しました。実際に、他の耳鼻科18件をまわってから当院を受診されたケースもありました。そういった中で、私の役割は、薬などで治る患者さんの治療だけではなく、対処法がない方を診たいと考え、開業後に色々と取り組もうと思ったのがきっかけです。 20年前の開業までは、滋賀県内の病院に勤務していました。その頃はまだ、統合医療という言葉はあまり使われていませんでしたが、耳鼻科医を捨てて、統合医療を行っている病院に勤めたいと考えていました。しかし、関西エリアにはそのような場所が見当たらず、自身の耳鼻科の開業の中で、様々な治療や予防法を取り入れようと思ったのが、20年前のスタートですね。
他の耳鼻科との違いという点で言うと、薬ではなかなか治らない方、もっと困っている方を診るということです。特に力を入れているのは、耳鳴り、めまい、難聴、花粉症や副鼻腔炎、上咽頭炎、鼻咽腔違和感など、治療が難しく他の耳鼻科の先生があまり好んで診察したがらないような分野です。単一の理由で耳鳴りやめまいになるわけではないですし、動物モデルもほとんどないですから、研究もなかなか進んでいないので難しい領域ですね。ただ、私は個人的に患者さんの話をじっくり聞くのが好きなので、訴えだけでなく、その背景にある色々な話を聞くことで、何か見えてくることもあるんじゃないかと思って、患者さんの話を聞いています。
―先生の治療方針や考え方について教えてください。
北西先生:『「自身自医」=最高の主治医は自分自身である。』『「予防は治療にまさる、養生は予防にまさる」=日常の養生こそが大切である。』というのが私の基本的な考え方です。病気になってから治療するよりも、日々の生活習慣、つまり養生がすごく大事だと思っています。来院される患者さんにも、その方法ややり方をできる範囲でお伝えするようにしています。統合医療の実践としては、開業当初から関心がありました。まだ「統合医療」という言葉が一般的ではなかった頃から、そういう医療に関わりたいと思っていたんです。具体的には、保険診療に加えて、自由診療の枠を設けています。そこで、例えば、アーユルヴェーダ、ホメオパシー、栄養療法、さらにドイツ振動医学バイオレゾナンスという周波数調整なども取り入れています。患者さんの状態に合わせて、適切な治療法を選んで提供するという形ですね。日常生活での養生法としては、鼻うがいや鼻にセサミオイルを入れてもらうといったセルフケアをお勧めしています。特に鼻のオイルに関しては、アーユルヴェーダの経鼻法ナスヤに基づいた方法で、上咽頭の炎症にも効果があるということをクリニックで検証して、英語論文にもアクセプトされました。
アーユルヴェーダに関しては、一般社団法人日本アーユルヴェーダ学会の理事長もさせてもらっています。日々の話で言えば、患者さんにアーユルヴェーダで勧められるような鼻からセサミオイルを垂らしてもらうことをお伝えしています。これだけでも、不必要で、長期間のステロイド点鼻薬を使わなくて済む方が結構多いんです。鼻からオイルを入れることで上咽頭の炎症もかなり軽減されることはすでにお伝えしたとおりです。目立った副作用もなく、すぐに手に入る養生法ですから、とても良い習慣だと思っています。
こうした自然な療法を取り入れる耳鼻科医は、私の印象では、あんまりいないと思います。そういった従来の治療で治らなかったり、困っている人が思っているよりとても多いので、そういった方を自分が診療していきたいと考えています。
―どのような患者さんが来られますか?
北西先生:具体的に多いのは、例えば、耳鳴り、めまいが治らないといったケースです。鼻疾患では手術療法や舌下免疫療法、新しい薬物療法など選択肢は増えていますが、長年の症状、不調が続いていて、根本的に対処したいとお考えになった方が受診されます。他の耳鼻科クリニック、場合によっては大学病院や総合病院耳鼻科でも治療を受けても不調から抜け出せない方が来院されるため、自由診療などで診察させていただくケースが増えています。
また、副鼻腔炎や花粉症などでも根本的な治療を求めて来院されます。手術療法、舌下免疫療法、新しい薬物療法など選択肢は増えていますが、まだまだ不調を抱えて困っておられる方が多数おられます。最近、取り上げられることが増えている上咽頭炎の症状での受診も多くなっていますね。後鼻漏や違和感など鼻やのどの不調があり、一般的な耳鼻科で長期間抗生物質を服用しても症状が改善せずに受診されます。またまだまだ新型コロナウィルス感染後遺症での受診もあり、その治療の一つとして上咽頭に対する治療を行っています。
さらに、耳鼻科専門外領域でのお困りごと、例えば神経発達症、ひきこもり、精神疾患関連などでのお問い合わせもあります。実際の診察やオンライン診療では、北海道から沖縄、海外からのご相談もおられます。最初から自由診療を希望される方もおられますし、多くは保険診療で色々試したけれど良くならなかったという段階を経て、当院の自由診療を選ばれるという流れが多いですね。
―サプリメントは取り扱われていらっしゃいますか?
北西先生:通常のビタミン、ミネラルはあつかっていますし、消化酵素や抗酸化関連のサプリメントも使っています。抗酸化関連でいうと、Twendee X(商品名:オキシカット)もそうですし、水素のサプリメントも少し前から置いています。水素は鼻からの吸入や、最近では耳からの吸入を難聴や耳鳴りの方に試してもらったりしています。
患者さんに抗酸化・酸化ストレスや糖化の問題を説明するときは、「サビとコゲ」というような例え話をして、できるだけ分かりやすく説明するようにしています。サビっていうと鉄のサビを思い浮かべてもいいでしょうし、錆びたり焦げたりすると調子が悪いというのは、なんとなく伝わっているのではないかと思います。やはり、きちんと情報を伝えて、患者様に理解していただいた上で、最終的に継続していただくというのが理想的だと思っています。もちろん、不調の改善としての面もありますけど、先にもご紹介した養生法、日常のケアとして、日ごろから飲んでもらえると、さらにいいのかなと考えています。
―Twendee Xを取り扱われた背景は何でしょうか?
北西先生:Twendee Xを知ったのは、コロナ後遺症の論文や、すでに取り扱われている医師の先生からのご紹介だったと思います。患者さんには、特に新型コロナ感染後の後遺症の方にお勧めして服用される方が多いですね。最近は少し減りましたが、本当に動けないような倦怠感がひどいケースで、EAT(Bスポット治療)と併用してTwendee Xを飲んでいただいて、とても調子が良くなったという方がいらっしゃいます。まったく仕事に行けなかった方が復職できたり、学校に行けなくなった学生さんが元気に登校できるようになるケースを多く経験しています。こうした不調から回復した方は、調子が良くなってからも、続けて飲まれる方もおられます。
最後に 単に人生の長さだけを求める「健康長寿」ではなく、幸せを実感して、実際の寿命を超える「健幸超寿」社会をめざしていきたい、貢献したいと考えています。
20年にわたり、薬だけでは解決できない症状に真摯に向き合われているきたにし耳鼻咽喉科。北西先生の丁寧な問診と、統合医療を取り入れた多角的なアプローチは、多くの患者さんにとって新たな選択肢となっています。とくに耳鳴りやめまいといった難治性の症状に対し、抗酸化ケアやセルフケアの提案など、日常生活に根ざした治療が印象的でした。今後も、こうした統合的な視点からのアプローチが、より多くの人の健康に貢献していくことが期待されます。
きたにし耳鼻咽喉科
〒570-0004 大阪府守口市淀江町3-7 メディトピア守口2F
https://kitanishi-ent.jp/
医療関係者様向けに、Twendee Xの無償サンプル提供を行っております。
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