2018.10.22
爪にも髪にも悪い影響!?酸化ストレスと美容
美しい髪やきれいな爪は、美容には欠かせないものです。
美容のために美容室やネイルサロンに頻繁に通う方もいらっしゃるでしょう。
実は、我々の髪と爪はほぼ同じものからできています。
それは「ケラチン」というタンパク質で、数種類のアミノ酸がつながることでできています。
1本の髪は3つの構造からできています。
外側から、
キューティクル
コルテックス
メデュラ
で、キューティクルが髪の艶や感触などにつながり、コルテックスという中間部分が髪の色や太さにつながります。メデュラが髪の芯になります。
これらは、全てケラチンというタンパク質からできています。
そして、髪はどこから生えるかというと、「毛根」という頭皮の中に埋まっている髪の根っこ部分です。
毛根部分には、毛球という「毛母細胞」と「毛乳頭」があり、血管から毛乳頭に栄養分を取り込み、毛母細胞で細胞分裂を行い髪の毛として生えてくるのです。
爪の構造については、大きく分けると、
爪甲(そうこう)
爪として認識されているところです。
爪根(そうこん)
皮膚の中に隠れている爪の付け根です。
爪床(そうしょう)
爪甲の下の部分で爪甲と下の組織をつなげています。
爪郭(そうかく)
爪のワキの部分、ささくれができるところですね…
爪上皮(そうじょうひ)
甘皮と呼ばれる爪根を覆っている部分です。
この中でも、爪床から爪は作られており、細胞分裂によって爪として生えてくるのです。
爪は健康のバロメーターとも言われていて、色や硬さなどで貧血や腎臓病がわかったりします。
ツヤツヤの髪を作る「キューティクル」という言葉をシャンプーなどのCMで耳にしたことはありませんか?爪にも「キューティクル」は大切で、このキューティクルは外部の刺激から髪や爪を守っており、艶やハリを与えます。
このキューティクルもケラチンというタンパク質でできています。
そして、髪を作る部分の毛根であったり、爪を作る部分の爪床が酸化ストレスでダメージを起こしていると、ちゃんとした強いものが作れません。
つまりこれが爪が弱くなったり、髪が細くなったりという現象がおきます。
ですから、身体をサビさせないことが良い爪、良い髪をつくるということだと考えてください。