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岐阜大学 ライフサイエンスリサーチセンター
抗酸化研究部門

岐阜大学 ライフサイエンスリサーチセンター 抗酸化研究部門

お酒でクスリを飲んだらダメと言われるのはなぜ?

2018.08.30

 

風邪をひいてるのに飲み会があったり、頭痛がするのにお酒の付き合いをしなきゃいけなかったり…頑張って薬を飲んで症状を抑えながらも、渋々、飲み会に向かう人もいると思います。

 

 

しかし、お酒と一緒に薬を飲んではダメだと言われています。

市販薬の説明書にも「服用前後は飲酒しないようにしてください。」という記載があったりします。

一体、なぜお酒で薬を飲んではダメだと言われるのでしょうか?

 

それはアルコールの効果が原因

お酒と一緒に薬を飲んではいけないといわれているのは、お酒に含まれるアルコールが原因なのです。アルコールには「色んな物を変化させる」効果があります。

 

その一つとして、アルコールは蛋白質を固定させる効果があります。

私たちが、がんの手術をした場合に、お医者さんはがんの組織を取って薄い切片にして顕微鏡でがんの組織の状態を見るのですが、その過程でアルコールは使われています。

 

これがどういうことかというと、薬を飲んだ場合、それが蛋白質を含んだ成分だった場合、アルコールの効果で全く別のものに変わってしまったり、それが組織だったりすると固まってしまったりするのです。

 

アルコールで薬は飲んではダメ

結論として、薬をお酒で飲んではいけないといわれる理由は、アルコール自体が飲んだ薬を変化させると考えていただいたらいいのですが、薬の成分には色々なものがあります。

飲む薬が蛋白質の成分を含んでいないとしてもアルコールの効果で薬の成分が変化してしまう可能性があるので、アルコール、つまりお酒では薬は飲まないようにしてください。と、いわれるのです。

 

体調が悪くても、どうしても飲み会に出席しなければいけなかったりするような場合は、薬に頼る必要もあるでしょうが、できるだけアルコールの含まないソフトドリンクなどでその場を乗り切ることをおすすめします。