TG(中性脂肪)が高い場合は脂質じゃなくて糖質に注意!

2019.05.07

 

血液検査などの数値でTG(中性脂肪)の数値が高い方がいらっしゃいます。TG(中性脂肪)はトリグリセリド(トリグラセライド)という脂質の一つで、血液検査ではこのTG(中性脂肪)がどれだけ血液に含まれているかを調べています。

 

 

血液検査で調べられる脂質には、TG(中性脂肪)の他に、HDLコレステロール (HDL-chol)やLDLコレステロール((LDL-chol)などの項目があります。

 

TG(中性脂肪)はエネルギーになったり、体温を保ったりと大切な役目があるのですが、 TG(中性脂肪)の数値が基準値より高いと、脂質異常症、動脈硬化や脂肪肝や糖尿病の可能性があります。

逆にTG(中性脂肪)の数値が基準値より低いと、甲状腺機能や肝臓の病気がある可能性があります。

 

TG(中性脂肪)を下げるには?

 

体重は標準値なのに、血液検査でTG(中性脂肪)が基準値より高い数値が出てしまい、生活習慣に気を付けなければいけないな…と思っている方はいらっしゃると思います。

 

TG(中性脂肪)はトリグリセリドという脂質なので、みなさんの中には脂質を食べるとTG(中性脂肪)が上がると思われる方がいらっしゃるかもしれません。 しかし、TG(中性脂肪)が上がるのは、脂質ではなく「糖質」が原因です。

 

ご飯やパンやパスタなどの炭水化物をたくさん食べると、それが分解されてTG(中性脂肪)になります。 ですから、糖質制限をするとTG(中性脂肪)はどんどん下がりますので、脂肪を摂るのをやめるのではなく、糖質を食べるのをやめるとTG(中性脂肪)は下がってきます。

体重は適正範囲内なのに高脂血症と言われる方も同様に、糖質制限で改善されることもあります。

 

どの程度の糖質制限が必要か?

 

糖質制限には色々な種類があります。

その中でも「超糖質制限」というのがあります。これは1日の糖質摂取量が5g以下に抑えるというものです。 これは主にがん患者さんなどが実施されている糖質制限で、非常にハードなものです。

 

次に厳しい糖質制限が、1日の糖摂取量を40g以下にするというものです。 お米100gで糖質36.8g、お茶碗一杯といわれる150gで55.2gです。これから考えると1日の糖質 摂取量を40gに抑えるのも大変厳しい糖質制限に入ります。

 

もう少し緩いものですと、1日の糖摂取量80g以下に抑えるというもの、もっと緩いものですと120g以下に抑えるという糖質制限がありますが、ダイエットや生活習慣病改善などの目的でされる多くの方の糖質制限がだいたい1日あたりの糖質摂取量を80g~120gを目安にしましょうと言われています。

 

しかし、1日あたりの糖質摂取量を80g~120gというのは、糖尿病をお持ちの方には多すぎる糖質摂取量です。糖尿で色々症状が出るという方はもう少し厳しい糖質制限をしていただいた方がいいと思います。

 

最後に

 

血液検査で体重適正範囲内なのに、TG(中性脂肪)の値だけ標準値より高く出てしまい生活習慣を改善したいと思っている方には、糖質制限がおススメです。

糖質制限は過去の記事でも紹介していますが、酸化ストレスとも大きく関わっています。

※参考過去記事 「酸化」と「糖化」の違いは?AGEsとはどんな物?https://antioxidantres.jp/column041/

 

健康維持のためには酸化ストレスを減らすことが大切です。これに関わる毎日の食生活に糖質制限なども取り入れることが長寿や健康維持のためにも良いと思います。