緊急事態宣言やロックダウンは新型コロナウイルスの感染ピークアウトに効果があったのか

2020.05.09

 

 

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Q:日本で老人ホームで集団感染が起こっていない理由

 

大阪で老人を看る老人施設だったと思いますが集団感染が起こっています。ですから日本ではないのではなくって今のところたくさん起こっていないというふうに考えていいと思います。

 

 

Q:緊急事態宣言や感染の流行はいつまで続くのでしょうか

 

新型コロナウイルス感染に関してですが、非常に湿度が高くて温度が高い国でも広がっています。そして感染力が非常に強いので専門家の意見ではあと2年くらい続くのではといわれておりまして、私もこの説には同意をしています。

 

非常事態宣言でございますが日本に関していいますと死亡者の割合、例えば100万人あたり何人死んでいるかという数値は欧米の100分の1なのです。つまり重症化して亡くなる方は少ないのです。極端に少ない。

 

緊急事態宣言がなされた4月の当初というのは感染収束がみえなかったので、ですから非常事態宣言が出されたのですが、色々な国、例えばロックダウンをした国、それから外出制限をした国、全く何もやらなかった国というのがあるのですが、これらの国全てが3月末で感染者数のピークアウトが起こっています。

 

これは集団免疫ができたという考えもあるのですが、季節因子で暖かくなったからではないかというふうに私は考えています。ですから例えば緊急事態宣言が延長されるとしても段階的に解除される方向になるのではないかと考えています。

特に大阪府の吉村知事がこれは段階的に解除していっていいのではないかということを報道で発言するようになっておられまして、私はその方向に賛成でございます。

 

 

Q:感染のピークアウトはロックダウンの効果でしょうか?

 

ロックダウンの効果は私はないと考えています。それはなぜなら色々な国の感染者のピークアウトをみていますと、ロックダウンをした国、それから外出制限を厳しくやった国、それから日本のように外出制限を緩くやった国、ほとんど変わらないのです。つまり3月末でピークアウトしてきています。これは季節因子で暖かくなってきたからではないかというふうに考えているのですが、ロックダウンの効果は一切ないと思います。

 

 

 

※当動画・テキストで公開している内容は、岐阜大学 抗酸化研究部門 特任教授 犬房春彦の個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません