話題の天然オイル、塗ることで抗酸化効果が期待できるの?

2018.10.01

 

天然オイルが美容に良いということを聞いたことはありませんか?

 

 

ホホバオイル、ココナッツオイル、などの天然オイル抗酸化効果があるといった話を耳にしたことがある人も少なくないかと思います。


さて、本当に天然オイルを肌に塗ると抗酸化効果が期待できるのでしょうか?

 

皮膚への浸透

 

「天然オイル」と呼ばれるものは非常にたくさんあります。ココナッツオイルやヒマワリオイル、菜種オイルなど植物から採れるオイルがあります。また原油などの鉱物油なども天然オイルに分類されます。そのすべての天然オイルについてお話すると難しくなるので、今回は美容目的で使われている天然オイルについて考えてみましょう。

天然オイルを美容で使うときは、皮膚に直接塗るのが一般的な使い方です。天然オイルを皮膚に塗ることで、天然オイルが皮膚の中に入っていくのでしょうか?

皮膚は外部からの様々な刺激から身体を守る働きをしています。例えば人体にとって有害な微生物が簡単に体内に入ってしまっては大変です。ですからそういったものが体内に簡単には入れないようになっています。

 

皮膚は3つの層で構成されていて、一番上の層が「表皮」、その下が「真皮」、最下層が「皮下組織」です。その皮膚の3つの層で異物からブロックすることで身体を守っているのです。

 

さて、天然オイルですが、これもまた人体にとっては異物なのです。

仮に天然オイルを塗ったとしても、真皮の上3分の1くらいまでなら少しは浸透するのですが、そこから下までは入りません。美容に良い悪い関係無く、身体を守るために皮膚は外部の異物をブロックするのです。

 

このように書くと天然オイルに美容効果が無いと言っているように思われてしまうかもしれませんが、そうではありません。単に真皮より下に浸透しないというだけで、皮膚の表面で作用する天然オイルには効果が認められるものもあります。

 

天然オイルの効果

 

例えば、日焼け止め効果があるシアバターです。シアバターはアフリカに分布するシアバターの木というのがあります。その果実の種からシアバターは作られています。

シアバターは太陽光線の紫外線B波から皮膚を守るという効果があると言われています。そういうエビデンス(根拠)があるようなものは効果があると考えていいでしょう。日焼けというのは、太陽の紫外線に皮膚当たってできる酸化ストレスが引き起こすものです。

シアバターはその日焼けという酸化ストレスを防ぐという点で抗酸化作用があると言えます。

 

塗るタイプの天然オイルについてお話ししましたが、天然オイルの中には体内に摂取することで効果が得られるものがあります。それはココナッツオイルです。

ココナッツオイルは抗酸化作用のあるビタミンEを豊富に含みますので、それを食べたり飲んだりすることで抗酸化作用が得られるというエビデンスがあります。しかしこのココナッツオイルを肌に塗って効果があるかは不明です。

 

美容効果や抗酸化作用を謳う天然オイルがいろいろあるかと思いますが、安易に飛びつくのではなく、その効果にはどのようなエビデンス(根拠)があるのかを知ることが大事です。そのうえで正しく使用することが効果的でしょう。

 

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