二日酔い対策に効果があると言われている物(グレープフルーツジュース・トマトジュース・ラムネ・しじみ)

2019.08.08

 

以前、二日酔い対策としておススメの対策を紹介しましたが、今回は二日酔い対策として効果がある食べ物についてお話します。

参考:「二日酔いになってしまった場合にどうすれば早く治るのでしょうか?

 

 

二日酔い対策に効果があると言われている物の中には、ただの口コミだったりエビデンス(証拠)がない物もあったりします。抗酸化研究室のアルコール代謝の観点から二日酔い対策に良いと言われている食べ物について解説します。

 

グレープフルーツジュース

 

まず二日酔いの朝にはグレープフルーツジュースを飲むと良いという話を耳することがあります。

 

グレープフルーツジュースの特徴は、ビタミンCとカリウム、そして、ミネラルが入っていることです。ですからグレープフルーツジュースは二日酔いに特に良いというわけではありませんが、水を飲むよりはグレープフルーツジュースの方が二日酔い対策としては良いと思います。

 

またグレープフルーツジュースには糖質も入っていますので、体内で分解しきれなかったアセトアルデヒドの代謝も助けてくれることができると思います。

 

トマトジュース

 

次にトマトジュースも二日酔いに効果があると耳にすることがあります。

 

ではトマトジュースはどれくらいの量で血液中のアルコールがを下げられるのか?いうのをHPで掲載されておりましたが、「1.5リットル」でした。

これが飲めるという方には、二日酔い対策として体内に残ってしまったアルコールを下げるには良いのではないか?と思いますが、現実的に考えると大きめのペットボトル1本分が1.5リットルですのでこれを一気に飲むのは厳しそうです。

 

ラムネ

 

次にラムネです。寝る前にラムネを飲んでおくと二日酔いに良いと言われているようです。

 

そもそも、ラムネの成分というのは、水と糖と炭酸ガスです。まず、炭酸ガスは二日酔いには全く関係ありませんが、水分は脱水の改善に重要です。

次に、ラムネの成分の「糖」つまりグルコースは、体内のアセトアルデヒド代謝をする肝臓内のミトコンドリアのエネルギーになりますので、お水を飲むよりはいいかな?というような感覚です。

 

しじみ

 

最後に、「しじみの味噌汁が肝臓に良い」という話はよく聞きますが、「しじみ」がアルコールの代謝を促進する。また二日酔いに効果がある。というような医学的根拠はございません。

そしてしじみから抽出したオルニチンがアルコール代謝や肝臓にも良いと宣伝されていますが、こちらも医学的なエビデンス(証拠)はゼロでございます。

 

なぜ「しじみ」がアルコール代謝や肝臓に良いと言われたり二日酔い対策に効果があると言われているのかと考えたところ、そもそも「しじみ」が食事に取り入れやすい蛋白質だったためこういう迷信的なお話ができあがったのではないかな?と思います。

 

更に「しじみ」は“鉄分”を非常にたくさん含んでいます。お味噌汁で何個か召し上がるのは問題ないかと思います。

 

しかし、しじみを煮だした抽出エキスがサプリメントとしてでておりますが、これには「しじみ」を凝縮させた大量の鉄分が入っています。これを飲み続けていると肝臓に鉄分が溜まります。

 

そうすると肝臓をサビさせる元、酸化ストレスの大元になり肝炎は悪くなる、肝臓がんは大きくなってしまうということが明らかになっています。

 

肝炎だったり肝臓の数値が悪い方は、鉄分の多い物、例えば「しじみ」のエキスや、ウコン、しょうがの根っこなどをそのまま食べるのは控えていただいた方がいいと思います。

 

最後に

 

二日酔いに良いと言われている物の中には医学的なエビデンス(根拠)がない物や、身体に悪影響を及ぼしてしまう物があります。せっかく健康のために取り入れたのに効果がなかったり、却って不健康な状態になってしまう恐れもあります。

 

何かしらの効果を期待して取り入れる物については口コミや宣伝などを安易に信じるのではなく、きちんとその根拠やデータを調べた上で、エビデンス(証拠)があるものを選んでいただければと思います。