乳酸菌とアレルギー疾患、花粉症について

2019.08.12

 

今回は乳酸菌とアレルギー疾患の関係についてお話します。

花粉症の方の中には「乳酸菌が花粉症の症状を緩和できる」というのを聞いたことがあるかもしれません。またヨーグルトを日頃から食べていると花粉症予防になるといわれることもあります。

 

 

乳酸菌とアレルギー疾患とはどんな関係があるのでしょうか?

 

腸内細菌と免疫バランス

 

アレルギー疾患というのは、身体の防御反応つまり「免疫」と非常に関わりがあります。その免疫のバランスが崩れた時にアレルギーが起こります。

 

私達の腸の中にはものすごくたくさんの細菌が生息しており、これらの細菌は生息しており、これらの細菌は腸内細菌と言われています。実は今までよく知られていなかったのですが、私達の体の免疫の6割がこの腸内細菌が担っていると考えられるようになってきました。

 

腸内細菌は哺乳類の腸の中にいて人間には何兆個という細菌が生息しています。腸内細菌の種類として善玉菌、悪玉菌、日和見菌に分けられます。

 

善玉菌で最もよく知られているのは乳酸菌やビフィズス菌です。腸内細菌の2割ほどがこの善玉菌で、悪玉菌は1割程度で有名なのは有毒性の大腸菌です。その他は日和見菌といわれています。

 

この腸内細菌のバランス環境が崩れると免疫バランスが崩れたり、免疫が低下すると考えられてきています。

 

乳酸菌がアレルギー疾患に良い理由

 

腸内にある何十兆個もの細菌と私達は共存しているのですが、その腸内細菌のバランスが崩れ、これによって免疫のバランスも崩れた時にアレルギーになりやすくなります。その為ヨーグルトで善玉菌を増す、もしくは腸内環境を整えることで、腸内細菌が担っている免疫のバランスが改善するからです。

 

これは乳酸菌やヨーグルト自体が何か直接的にアレルギーを抑える効果があるのではなく、腸内細菌の状態を整えて良い状態にすることによって、アレルギーを下げることができるということです。

 

腸内細菌のバランスが良くなることで免疫のバランスが整い、そして免疫バランスが整うことで酸化ストレスが下がるのでアレルギーの症状が消えてくるというようなことが十分考えられます。ですから花粉症などのアレルギー疾患にヨーグルトが有効だと言われる方はおられると思います。

 

最後に

 

腸内細菌のバランスをよくするためにヨーグルトなどの乳酸菌を摂取するというのは有効なことです。

そして腸内細菌のバランスが整うと免疫バランスが整います。その免疫と酸化ストレスとは深い関わりがあります。そして花粉症には酸化ストレスが非常に深く関わっています。以前の記事で花粉症と酸化ストレスの関係について解説していますのでぜひ参考にしてください。

 

過去参考記事:「花粉症が酸化ストレスに関係する?