アルコール度数が低ければ発生するアセトアルデヒドは少ない?
2018.09.13
お酒の中でもビールやワイン、ウイスキー、日本酒など色々な種類のお酒があります。
そして、アルコール量もそれぞれ違いがあります。
お酒の種類とアルコール度数
お酒の種類によるアルコールの目安としては、ビール中瓶1本(500ml)あたり、5%(アルコール量20g)清酒1合(180ml)あたり15%(アルコール量220g)ウイスキー・ブランデーのダブル(600ml)あたり43%(アルコール量20g)焼酎35度1合(180ml)あたり35%(アルコール量50g)ワイン一杯(120g)あたり12%(アルコール量12g)とされています。
参考:厚生労働省「アルコール」
https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b5.html
このように、同じ量を飲んだとしてもお酒の種類によってアルコール量は異なります。
ではお酒に含まれるアルコール量が少ないものを飲めば、体内でできるアセトアルデヒドも少なくなるのでしょうか?
アルコール度数とアセトアルデヒド
それはもう単純です。例えば、100mlのビールはアルコール度数が5%だとします。そうすると5gのアルコールですね。
これは極端な例ですが、アルコール度数50%の焼酎とか泡盛があるとします。それを100mlだとすると、これにはアルコールが50gもあるんですね。
つまり、アルコールが先ほどのビールと比べると10倍入っているわけですから、同じ量を飲むとアルコール度数が高ければ高いほど、血液中のアセトアルデヒドも上がるということになります。
アセトアルデヒドは代謝物
そもそもアセトアルデヒドは、アルコールの代謝過程でできる成分なので、代謝するアルコールが少なければ、当然、体内で作られるアセトアルデヒドは少なくなるということです。
逆に、アルコールが多ければ、体内で代謝しなければならないアルコールが多いわけですから、アセトアルデヒドは多くなります。
最後に
アセトアルデヒドは身体をサビさせる毒物です。お酒を飲む際にはアルコール量、度数に注意してください。どのお酒がどれくらいの度数かは知っておいても損はありません。
お酒についての正しい知識をもっていれば、深酒をせず楽しくお酒を飲めるようにもなります。それが健康にもつながると思います。