「疲れ」と酸化ストレスは関係しているの?疲労と酸化ストレス

2019.05.25

 

「仕事疲れ」「勉強疲れ」「家事疲れ」「介護疲れ」など現代社会においてたくさんの人が「疲労」にさらされています。

 

 

「疲労から解放されたい!」「疲れない体になりたい!」と思う方もいらっしゃるでしょうが、疲労を一切感じない生活というのは中々難しく、「疲労」は体の限界サインがきちんと出ている証拠なので休めという信号とも言えます。

 

疲労と乳酸

 

疲労と聞くと「乳酸」と思い浮かぶ方もいらっしゃるかもしれません。特に運動などで筋肉を使った後に「乳酸が溜まって筋肉痛になった!」という人がいますが、この乳酸が疲労の原因と言われるようになったのは、今から100年程前の実験結果が元になっています。

 

しかし最近では研究も進み、「乳酸」は疲労の原因ではなく疲労を回復させる物質、疲労回復物質という研究結果がでています。

 

乳酸は運動をすると筋肉細胞から出てくる物質ですが、体内で変化してミトコンドリアによってエネルギーに変換されることが分かっています。

 

では疲労の原因はなんでしょう?実はこの「疲労」、酸化ストレスと関連があるのです。

 

疲労と酸化ストレス

 

「疲労」と酸化ストレスの関係は「どちらが卵かどちらが鶏か」というようなパラレルの関係だと考えてください。

 

みなさんの思う「疲労」というのは、身体を動かした後の「あー疲れた!」という筋肉疲労を指すことが多いのですが、実はこの筋肉疲労と同時に脳の中にも疲労物質が溜まっているのです。

 

その疲労物質とは何かと言いますと一つは炎症を起こす物質、そしてもう一つは酸化ストレス物質なのです。

 

そのため、酸化ストレスを抑えてやることで人の疲労感というのは下がってきます。

そして当然、疲労が下がると酸化ストレスの値も下がってきます。

 

「どちらが卵かどちらが鶏か」というパラレルの関係というのは、一方が下がればもう一方も下がるので、酸化ストレスを下げることで「疲労」が軽減につながり、疲労を軽減すれば酸化ストレスを下げることにつながるのです。

 

また、肉体的な疲労と共に、肩こりの原因としても「酸化ストレス物質」が関わってきているということがわかってきています。

現在、肩がこっている部分にゴリゴリしたコリ玉がある場合、指圧でそのコリ玉を解消させた時の酸化ストレス関連データをとっているので、詳しいメカニズムの研究結果が出ましたらお伝えしようと思います。

 

最後に

 

疲労」と酸化ストレスは非常に関わりがあるということを解説しました。

 

「筋肉痛」時は、筋肉を使い過ぎたことによる筋肉繊維の断裂などの原因が多いので、無理せず体を休めることが疲労回復につながります。痛みがあるのに無理してその部分を動かすと、筋肉が修復しなくなってしまったり、周りの関節などに負荷がかかってしまうこともあるので、痛みがある場合はしっかり休ませることが一番です。

 

大きなストレスで心身ともに疲れたと思う時には、酸化ストレス物質が脳の中に蓄積されています。その場合には酸化ストレスを抑えることで、疲れの軽減が期待できます。

 

慢性疲労と言われるような十分に寝ても疲れが取れない、半年以上も疲れが取れていないという状態が続くと、身体の酸化ストレスが上がり酸化ストレスにさらされることになるので、老化につながったり病気になったりする可能性もありますので、なるべく疲れやストレスはこまめに発散して、酸化ストレスを抑える生活をすることで疲れにくい体を作ることを意識して健康長寿を目指しましょう。