辛い花粉症!症状を軽くするために効果的なことはあるの?

2019.08.20

 

 

前回アレルギー疾患が酸化ストレスに非常に関わりがあることをお話ししました。今回は花粉症の症状を軽くするために酸化ストレスをどうやったら下げられるかということをお話します。

 

 

参考記事:花粉症はアレルギー疾患:アレルギー疾患と酸化ストレスの関係とは?

 

 

酸化ストレスを下げるためには?

 

まず第一に食事です。

血糖値が高くなると、酸化ストレスが高くなると言われています。ですから血糖値が上がらない食事の仕方や糖質を制限するといいでしょう。

実際に糖質制限について研究をしている方の間で、花粉症の6~7割の方が糖質制限をするだけで、症状の緩和があったという報告があります。

 

次に運動です。軽度の運動をすることで、体内の酸化ストレスは上がるのですが、運動することによって抗酸化力がついてきます。結果として体内の酸化ストレスは下がりますので、できるだけ運動をするようにしましょう。ヘビーな運動ではなく、汗がうっすら浮かぶような早歩きのような運動を週に2,3回行っていただくと良いでしょう。

 

あとは酸化ストレスが絶対に上ると言われているものを止めることです。

一つはタバコを吸うこと、そしてもう一つは大量のアルコールを飲むということです。このような酸化ストレスを下げる生活習慣を組み合わせていただくだけで花粉症の症状はかなり楽になります。

 

最後に酸化ストレスが本当に下がるというエビデンス(証拠)があるサプリメントを飲まれるのも良いかと思います。

 

その他の鼻炎と酸化ストレス

 

花粉症のようなアレルギー性鼻炎だけではなく、副鼻腔炎や蓄膿症という鼻炎もあります。突然症状が出る急性のものと、鼻炎の状態が長期間続く慢性のものがあります。急性で多いのが感染によるものです。例えば風邪を引いたりインフルエンザにかかることで鼻の中の空気の通り道である鼻腔の粘膜に炎症が起きたり、細菌に感染して緑色の鼻水が出たり、発熱することがあります。

 

慢性のもので多いのが好酸球性の副鼻腔炎です。好酸球性の副鼻腔炎はアレルギー反応だと考えられています

 

最近では好酸球性の副鼻腔炎になる方も増えています。手術をしてもすぐ再発してしまう難治性の副鼻腔炎ですが、酸化ストレスを下げると改善される人もいらっしゃいます。

 

まとめ

 

アレルギー疾患の一つである花粉症は、現在日本の国民病として考えられています。花粉症は酸化ストレスを下げることで症状の改善が期待できます。今回ご紹介した酸化ストレスを下げる方法だけでなく酸化ストレスを下げる生活習慣などを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

 

関連記事

どんな生活習慣が酸化ストレスの原因になるのか?

(https://antioxidantres.jp/column028/)

 

身体のサビを防げば、不老不死が目指せるのか?https://antioxidantres.jp/column021/