酸化ストレスがうつ病に関係している?

2018.07.23

 

今回はうつ病と酸化ストレスの関係性のお話です。

 

 

うつ病は現在、研究中の疾患であり精神疾患として原因はまだ解明されていません。

症状として、多くは不眠や仮眠、集中力の低下、思考力の減退などがみられます。その他にも、うつ病がいろんな疾患につながる可能性が高いと考えられています。

 

現在、研究が進んでいく中で様々な仮説が出てきています。脳の疾患や心理学的なアプローチからメンタル的なストレスが原因とする場合、アルコールや薬物が原因であるという場合なども出てきています。しかし原因が解明されてないため、現在、薬物療法や認知行動療法、運動療法など様々な治療法がとられています。

 

実際に、うつ病を診ておられる病院があります。そちらは、食事指導でうつ病を改善している有名な病院なのですが、食事指導の中でも「糖質制限」を行い、糖質による酸化ストレスを抑えています。そして酸化ストレスを抑えることによって、脳の中の炎症性物質と酸化ストレス物質を下げうつ病の改善に成功しているという結果が出ています。

酸化ストレスとうつ病

 

うつ病だから酸化ストレスが上がるのか、酸化ストレスが上がっているからうつ病になってしまうのか、どちらが先なのかは解明されていませんが糖質制限をして酸化ストレスを下げることによってうつ病が改善されるという人は存在します。

 

それを考えると酸化ストレスとうつ病は関係があると考えられます。

 

精神的なストレスと酸化ストレス

 

うつ病の要因のひとつとして考えられている「社会的ストレス」について、日常的にストレスの多い生活をしているとうつ病になってしまう可能性が高まるといわれています。

 

うつ病と酸化ストレスが関係があるのであればメンタル的なストレスも酸化ストレスと関係があるのでしょうか?

実は、メンタル的なストレスは酸化ストレスを上げてしまいます。仕事や家庭などのストレスが高まっていると、酸化ストレスも上がってしまうのです。

 

実は、うつ病と酸化ストレスの関係と同じで、メンタル的なストレスが高まっているから、酸化ストレスが上がるのか。酸化ストレスが上がっているから、メンタル的なストレスが高まるのか。は解明されていません。

しかし、酸化ストレスとの関係があるのは明らかになっています。

 

生活をしていく上で、日常的なストレスを避け続けることは難しいですが、酸化ストレスが上がると老化や疾患につながることを考え、少しでも酸化ストレスを下げる生活を心掛けていただければと思います。

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